光、風を抱きしめるように、その場所に佇むのは、日本家屋。
時の流れをゆったりと感じ、
窓から見える四季折々の風景を楽しめるのは、お施主様の特権です。
回り廊下をつくらず、その分、部屋のスペース確保を実現。
外観とはまた違った趣のあるリビングが完成しました。
建具や天井まで無垢の木に覆われた和室。
襖や書院には、以前、住んでいた家で使っていた近江八景と虎の組子を取り入れました。
床柱には、美しい輝きを放つ日光杉を使いました。
開放的な明るい玄関から一直線に伸びる廊下が、
広さだけでなく光と風を取り込みます。
大きな軒や庇(ひさし)が陽射しや雨風から家を守り、
快適な住環境を生み出します。
無垢の木は長い年月をかけて色づき、
重みのある風格が漂うようになります。
10年後よりも50年、100年後はどうなるのだろうと想像するだけでワクワクします。
お住まい拝見!
K様邸
【家族構成】母+夫婦
【延床面積】 132.49㎡(40.0坪)
【敷地面積】 656.69㎡(198.6坪)
【工法・構造】木造軸組
【竣工年月】 2011年6月
お施主様に聞きました!
「訪ねてきたお客さんが『いい色に馴染んできたね』と言ってくれます」
Q.依頼先の決め手は?
A.親が残してくれた建具を使いたいという要望に応えてくれる工務店を探していました。
和風建築も得意な鈴木工匠の大工さんなら、
上手に取り入れてくれると思い、お願いすることにしました。
Q.住み心地は?
A.庇が大きく出ているので、雨風を防いでくれます。
また、「木の家」は木が呼吸しているようで、空気がきれいだと思います。
自然素材の温もりを感じられるのも心地いいですね。
Q.出会いのきっかけは?
前の家は蓄30年の2階建てで、階段の上り下りも大変だし、
平屋に建て替えようかと。
地元で「親の家にあった組子を活用した家づくり」 を叶えてくれる腕のある大工さんを探していて見つけたんです。
鈴木工匠からの提案
組子の活用のほかにも「床柱には日光杉を使いたい」とか
「開放的なリビングがいい」とか、いろいろ希望を言ったけど、
一つ一つ丁寧に聞いてくれて、相談しながら私たちの希望を上手に取り入れてくれたんですよ。
組子の活用も、大工さんがどこにどのように使うのが一番いいかを考えて、
無駄なく巧みに取り入れてくれました。