お役立ち情報

賃貸と持ち家、結局どちらが得なの?

vr02 賃貸と持ち家、結局どちらが得なの?

「どっちが正解?」ではなく「自分たちにとってのベスト」を探す時代へ

「ずっと賃貸のままでいいのかな…?」
「持ち家を買った方が老後は安心って聞くけど、本当?」

これは、家づくりに興味を持ち始めた方の多くが一度は考えることです。

昔であれば「結婚したら家を建てるのが当たり前」という空気がありましたが、今はそうではありません。
ライフスタイルが多様化した現代では、“賃貸”も“持ち家”も、どちらも立派な選択肢。

でも一方で、それぞれの違いをしっかりと理解して選ばないと、
「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまうことも。

そこでこの記事では、家づくりのプロとしての視点から、「賃貸 vs 持ち家」問題を“本音”で、そして“中立”な立場から解説していきます。

賃貸と持ち家、それぞれのメリット・デメリットを整理しましょう

【賃貸】のメリット・デメリット

メリット

  • 初期費用が安く済む(頭金不要)
  • 引っ越ししやすく、ライフスタイルに柔軟
  • 修繕費がかからない(基本的に大家負担)

デメリット

  • 賃料を払い続けても“自分の資産”にはならない
  • 住宅の性能や設備に制限がある
  • 年齢が上がると新しい物件を借りづらくなる場合も

持ち家】のメリット・デメリット

メリット

  • ローン完済後は“住居費ゼロ”も実現できる
  • 自由な間取り・素材・性能で暮らせる
  • 資産として将来子どもに残すこともできる

デメリット

  • 初期費用が大きく、ローン返済の負担がある
  • 気軽に住み替えができない
  • 修繕費や固定資産税などの維持費が発生する

実際、どっちが「得」なの?生涯コストで比べてみましょう!

ここで気になるのが、「どっちが“お金の面で得”なのか?」ということですよね。
これは条件によって大きく変わりますが、ざっくりとした例で比べてみましょう。

【例】30歳から住み始め、80歳までの50年間で比較

比較項目

賃貸

持ち家(注文住宅・3000万円)

初期費用

敷金・礼金など 約20万円

頭金・諸費用 約300万円

月額支出

家賃10万円(更新料2年ごと)

ローン返済:月8万円(35年完済)

維持費

家賃ずっと必要(総額約6000万円)

修繕・税金含む:総額約3600万円+土地価値

あくまで一例ですが、同じ期間で比べると「持ち家」の方が総額は安くなるケースも少なくありません。
しかも、持ち家の場合は“自分の資産”として残るという違いもあります。

ただし!注意すべきは「ローンの組み方」

持ち家が“お得”になるためには、無理のない返済計画が大前提です。
月々の返済額・ボーナス払い・将来の教育費などを踏まえて、安心して支払える金額で設計されているか?
これを見誤ると、「家のせいで生活がカツカツ…」なんてことにもなりかねません。

私たちが家づくりをサポートする際には、まずこの“ライフプラン”から一緒に考え、「家を建てた後も豊かに暮らせる」ことを何より大切にしています。

賃貸では得られない、持ち家ならではの価値とは?

お金の話だけで言えば、「身軽さ」を重視するなら賃貸、「長期の安心と資産性」を重視するなら持ち家、という結論に近づいてきました。
ですが実は、数字だけでは測れない“価値”が持ち家にはあると、私たちは感じています。

後半では、お客様の声を交えながら――

「自由にデザインできる暮らしの満足感」
「自然素材の家がもたらす、家族の健康」
「子どもたちの心を育てる空間」

といった、“お金では買えない価値”にフォーカスしていきます。
後半(次回)では、
「家族にとっての“本当の豊かさ”とは?」をテーマに掘り下げていきます。
次回をお楽しみに!

その他の記事を見る



more About

鈴木工匠の家づくりをもっと詳しく

訊きたいことが今すぐ訊ける効率優先の個別相談。
じっくり慎重に検討する資料請求。

あなたはどちら派?